この屋敷は、大正11年、時の日本郵船ロンドン支店長だった石丸助三郎氏によって建てられました。当時としては珍しいヨーロッパ風のチューダー様式であります。
かの有名な芹沢光治良が小説「人間の運命」を著したのもこの屋敷であり、芹沢光治良と親交のあった川端康成、有島武郎、久保田万太郎、林芙美子など錚々たる文豪たちも出入りしていました。
邸内には港区の保護樹にも指定されたケヤキが三本もあり、これらは大正・昭和・平成の長い年月にわたり大事にされてきたものです。
今ではこのような建物は大変少なく、我々に残された日本の貴重な財産として大切に保存したいと思っています。